早いもので、パルシステムの宅配を始めて10年以上が過ぎました。この記事ではパルシステムを選んだ理由と、続けている理由をお話ししようと思います。
パルシステムを始めるまで
子供の頃に団地暮らしをしていた私は、夕方に生協のトラックが回って来ると、タイミングを見計らって牛乳や玉子などを取りに行くのが日課になっていました。
多分、あなたは「生協って何?」とか「生協って怪しくないの?」という疑問があって、検索からここを訪れたのかもしれませんね。
私にとって生協は、子供のころからずぅ~~~っと続く配達システムなので「怪しい」という感覚はありません。
「子供の頃」というのが昭和の話なので、どれだけ長いシステムかがわかると思います。
多分勧誘に関するネガティブな意見があるので、その部分だけが目立ってしまうのかもしれませんが、商品に関しては全く問題ないものだと思ってます。
組合員になる時に出資金を出さなければならないので、協同組合という仕組みを知らないと抵抗感が出てしまうのは事実なので、そのあたりは丁寧に説明する必要があると思います。
生協は「生活協同組合」の略で、数ある「協同組合」の一つです。
消費者一人ひとりがお金(出資金)を出し合い組合員となり、協同で運営・利用する組織です。略称としてよく使われる「コープ」は、「協同組合」を表す「Co-operative(コーペラティブ)」の「Co-op」を日本語読みにしたものです。
日本生活協同組合連合会HPより
ただ、当時は団地1棟ごとにグループを組んでまとめ買いをする形になっていたので、生協の宅配は共同購入しかできないものだと思い込んでいました。
結婚後、仕事と家事の両立で疲れた時に食材を届けるシステムは魅力的に映りましたが、まだまだ贅沢なイメージがあり、生活に取り入れるにはハードルの高いものでした。
加えて、当時はネット環境が今ほど便利な状況ではなかったので、入って来る情報はテレビや新聞・雑誌が主体で、食材の宅配サービスで知っていたのは『ヨシケイ』 くらいでした。
乏しい知識の中で、生協は素材の宅配、ヨシケイは選んだメニューの使い切り材料の宅配、という違いだと考えていました。
『カットした野菜などがセットされていて、あとは火を通すだけ』
こういうのって魅力的である一方、「手抜き?」と感じる罪悪感も伴ってしまいます。
今では「気にしない~」と笑って言えますが、結婚当初の感覚では罪悪感が勝っていました。
ある時期『Oisix』が話題になったことがあり、スイーツに定評があったために単発で利用したことがあります。我が家がお節料理を購入するきっかけになったのも Oisixのおせち料理 でした。
さて、それから暫く経ったある日、知人の家に邪魔していました。
お昼になると、「作って来るねぇ~」っとキッチンへ向かった彼女。
ジャッ!ジャッ!ジャッ!とフライパンを振る音が聞こえたかと思うと、あっという間にお皿に盛りつけられたピラフが運ばれてきました。
「冷凍ピラフだから、温めるだけなんだぁ~」と言って出されたそれは、今までスーパーで購入したピラフよりも自然な味付けで、米粒もパラパラッとしながらモチモチ食感でエビもプリプリ。
思わず「え?これどこの?」と聞いてしまったほどでした。
生協のコープで宅配を頼んでいるという彼女が見せてくれたカタログには、自分が想像していた以上の商品が並んでいて驚きました。
中でも「便利な商品があるんだよ」と見せてくれた パラパラの冷凍ミンチは、実際のパラパラ感が一種の衝撃で、「おぉ!」と感動した記憶があります。
ふと、前から気になっていた「自宅の周りを『パルシステム』と『コープデリ』のトラックが両方走ってるけど違いは何?」と尋ねてみると、
コープデリのほうが比較的庶民的な品揃えで、パルシステムは有機野菜やPB(プライベートブランド)など、こだわりのある商品に力を入れているみたいだと教えてくれました。
コープデリは庶民的…。
パルシステムは”こだわり商品”が豊富。
生協が個人で注文できることを知って興味を持ったものの、二人家族の我が家には『量』の問題があって、定期的に運ばれる素材を使いきれるか?という疑問があり、この時は話を聞くだけで終わりました。
パルシステムを選んだ理由
知人宅でのことがあってから、急激に生協に興味が出ました。
ちょうどその頃に犬を飼い始めたんですが、散歩に出るとやたらとコープデリやパルシステムのトラックを見かけるんですよ。生協以外に『らでぃっしゅぼーや 』や『ヨシケイ』のトラックも見かけます。
意識するようになったからかもしれませんが、いつの間にか世間ではこんなに食材配達が浸透してたのか…と感じました。
同時に、もしも自分が始めるなら?と考えるようになり、それはもう、昔ながらの生協以外は考えられず、あとはコープデリかパルかの二択でした。
この段階では、食材配達を頼むなら生協がいいな…という漠然とした感覚しかなく、あえてその理由を書くなら「昔から知ってる安心感と親近感」です。
加入したきっかけ
ある日、パルの勧誘員が自宅を訪ねてきました。
普段は訪問販売や勧誘に対して邪険な私です。その時も、ご近所を片っ端から訪問する悪名高きローラー作戦!と知りつつ、パルシステムと聞いて扉を開けてしまいました。
パルの勧誘に関してはマイナスな話も出回ってますが、聞きたいことが山盛りの私は嬉々として出て行ったので、相手にはどう映ってたんでしょうねぇ…。
桃、りんご、切り花、不動産、投資…
色々来るからねぇ~
もうずいぶん前のことなので記憶が薄れてますが、その時点で勧誘員が無料のお試しセットを持っていたと思うんですよね…。
勧誘員:「2人暮らしにピッタリの『きなり』というコースがありますよ。」
抜かりのないコース設定に気持ちを持っていかれ、そのうえ目の前にエサがぶら下がった状態です。思わず「試します!」と答えていました。
もう、こうなると止まりません。その流れで加入手続きを行っていました。
パルシステムを続ける理由
「不満があればやめればいいや…」と思って始めた宅配サービスですが、結果的に「やめたい」と思ったことは今のところありません。
なんでかなぁ~ということをボンヤリと考えてみました。
買い足す手間が減った
元々は1週間分を[まとめ買い]する習慣でしたが、それでも牛乳と玉子は途中で足りなくなって買い足すことがほとんどでした。
パルを利用することで週半ばに補充され、その手間が減りました。
野菜が新鮮
野菜や果物が本当に新鮮で、野菜室に保存したものがスーパーで購入したものより鮮度が長持ちするのが印象的です。
唐突ですが、トウモロコシは収穫した瞬間から甘みが落ちていくというのをご存じですか?
私はこのことを知ってから、トウモロコシはパルでしか買わなくなりました。だって、スーパーで買うのは大抵午後になってしまいますからね。
そしてパルから届いたらすぐに茹でて保存します。これも甘さを保つ秘訣です。もちろん茹でたらすぐに食べるのが一番おいしいですよ!塩も何もいらないくらいです。
ライフラインとして
我が家が正式に加入してしばらくして、東日本大震災が発生しました。こうした大きな災害があると、手に入れにくくなるものが出てきます。
災害時、生協(生活協同組合)の組合員でいることは生活物資を手に入れるためのライフラインになると考えています。それは助け合いの精神を基盤にする生協だからこそと考えています。
困ったときに物資を手に入れる方法を少しでも確保しておきたい。これもパルを続ける理由です。
2020年のパンデミックで買い物に行くのも躊躇うような時期は、パルがあると思うだけで気持ちが随分違いました。
来てくれること、安定価格で供給されること。これは大きな安心に繋がります。
もちろん情勢的にどうしても欠品が出てしまい、不満を感じることもありました。注文してあったものが届かないというのは、計画が狂って腹立たしいです。
かといって、他のサービスに替えても結局は同じ事が起きるなら、長年の実績がある場所を使い続けるほうがメリットはあるのではないかと考えています。
意外な品揃え
ところで、生協の宅配ではどんなものがラインアップされていると考えていますか?
私の最初の感覚では、生協は「素材」を届けるのがメインだというイメージでした。
牛乳と玉子を筆頭に、野菜のイメージが強かったです。ところが、普通に魚肉がある、アルコールがある、日用品まである…と、想像以上の品揃えです。
カットした材料と調味料がセットになっているお料理セットも、最近ますます充実してきています。
季節ごとの商品や特産品などの特集があり、スイーツなどはネット通販でも見ない有名店の商品が登場することもあります。
デメリットは、欲しい商品がいつでもあるとは限らないことです。
「この商品なら、この店に行けば必ず置いてある」というのもスーパーを選ぶ基準になりますが、店舗のないパルはそれができません。
これに関しては提案型の品揃えだと割り切る必要がありますね。自分の知らなかった商品に出会える機会が増えると割り切って、近所、ネット、パルのそれぞれに買うものをパターン分けしています。
盲点の『安さ』が魅力
定価で提供しているイメージの強いパルですが、実はスーパーやネットよりも価格設定が低く抑えられた商品が時々登場します。
話題の商品が掲載されることも多いので、狙っていた商品が登場するとテンションが上がります。
特に単価が低いものは助かりますね。1個なら1個の注文で済み、ネット購入のように送料無料にするために無理して数を増やさなくてもいいし、抱き合わせ商品を買い足す必要もないので、トータルで無駄がありません。
また、利用している『きなり』コースが1~2人家族用なので、商品によっては他ではみない少量設定に調整されているものもあるので助かります。
まとめ
思い浮かぶことを書いてみましたが、とりあえずは5つの理由が見つかりました。
他には、習慣になってしまったので、心理的に週1回トラックが回って来るのを楽しみにしている部分もあります。
気になったら、まずは『おためしセット』を!
現在、パルシステムではWeb限定で5つのお試しセットが用意されています。
- 定番満足セット(8点)
- かんたん献立おためしセット(レシピ&冷凍食材6品)
- 有機野菜おためしセット(8点)
- 魚を愉しむおためしセット(5点)
- yumyum離乳食おためしセット(6品)
お好みに合わせてセットが選べるのは嬉しいですね。
ただしお申込みは原則1世帯1回1セット限りなので、ここはじっくり選びたいところです。
パルシステムにお得に入会できます!
パルシステムでは、組合員だけが使えるお友達紹介システムが用意されています。このシステムを使うと、どこよりもお得に加入でき、うれしい特典を受けられますョ。
『おためしセット』を試して加入を決めたら、ぜひこちらの紹介コードを利用してください。
『おためしセット』はパルシステムを利用していない方限定です。先に加入してしまうと購入できなくなるのでお気を付けくださいね。
加入する前に『おためしセット』を試しましょう!