韓国ドラマ『彼女はキレイだった』

ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ？』が面白かったので、勢いに乗ってパク・ソジュン主演の『彼女はキレイだった』を視聴してみました。

『彼女はキレイだった』基本情報

2015年 韓国 ／ 全16話

スキ度： 5.0

ストーリー

子供の頃は美人で優等生だったが、成長して残念な容姿になってしまったヘジン。そんなある日、彼女の下に、子供の頃いじめられっ子だった初恋相手・ソンジュンから1通のメールが届く。15年ぶりに彼と会うことになり、胸を躍らせるヘジンだが…。

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就職活動がなかなか上手く行かず、落ち込むヘジンのもとに１通のメールが届きます。子供の頃にアメリカに渡って以来会っていなかった初恋相手・ソンジュンからで、２人は１５年ぶりに会うことになります。

ヘジンは待ち合わせ場所を訪れますが、いじめられっ子だった頃とは別人のように成長したソンジュンが、ヘジンとは違う女性に向かって手を振るのを見て、急に怖くなってその場を立ち去ってしまいます。

子供の頃は美人で優等生だったヘジンですが、家庭の事情で身なりに構う暇もなく、今は残念な容姿になっていました。そんな自分に気後れしたヘジンは、同居するハリに１日だけヘジンとしてソンジュンに会ってほしいと頼みます。

なんとかその日を乗り切ったハリでしたが、別の日にソンジュンと再会してしまい、これからも頻繁に会おうと約束してしまいます。

一方、ヘジンはなんとか雑誌社への就職が決まり、張り切って職場に出かけて行きますが、なんと、上司として現れたのがソンジュンでした。

しかもソンジュンは廃刊寸前の雑誌を立て直すために着任した鬼編集長。彼は失敗ばかりのヘジンに厳しくあたります。

目の前にいるヘジンこそ探していたヘジンとは気づかないソンジュンと、失望されたくないヘジン。

さて、二人の運命は・・・

主なキャスト

感想（ネタバレあり）

今までいくつか韓流ドラマを観てきましたが、その中でも上位に入る、好きなドラマになりました。女主・ヘジンの性格のおかげでハートフルなラブコメになっていて、観ていて楽しかったです。

最初、ソンジュンからヘジンに「会おう」とメールが届いた時は、嬉しさと勢いで待ち合わせ場所に向かったヘジンでしたが、正面に立った時にソンジュンが気づいてくれなかった、というのが多難と受難の始まりになってしまいます。

実際にあの状況になったら、辛いだろうなぁ～と。

その場さえしのげれば・・・という安易な気持ちで替え玉を仕立てる気持ちもわかる！

わかるけど、「さすがに気づくだろ！」とも思いますよねぇ。

ただ、まぁ気づきそうで気づかないハラハラ感を楽しむという意味では、1度目よりも2度目に見返した時のほうが安心して楽しめました。

それと、ドラマ全体を通して「何コイツ」的な嫌な人物が登場しないのがね、良かったんですよ。あ、全くいないわけじゃないんですけど、基本はみんないい人。

一生懸命が過ぎてヘジンを困らせることにはなるけど、ドロドロした人間関係ってわけでもないし、相手を陥れようというものではないので、安心して見続けることができます。

恋のライバルになるハリも、凄く悩みながら、だめだと分かってても気持ちを抑えられないという「あるある」な状況なので、ヘジンとの関係を知って観る立場では、複雑な感情で見守りました。

途中でハリが居なくなるかも…と、慌ててヘジンが追いかける時は、不覚にも号泣しました。

ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ？』からの流れで観たのでパク・ソジュンに注目してましたが、こちらのドラマではヘジン役のファン・ジョンウムの魅力が溢れてて、とっても良かったです。

どう表現したらいいのか難しいんだけど、パク・ミニョンのパキパキッとしたキレのある演技とは違って、フワフワッとした『ほのぼの系』な雰囲気がファン・ジョンウムからは漂っていて、コメディエンヌという分類でも、演じる人によってこんなに違うんだなぁと、面白い比較ができました。

そういえば、主役の二人とは別に、もうひとつの恋愛模様が同時並行で展開していきます。

こちらのカップルの女の子・ハンソルを演じてるのがシン・ヘソという女優さんだったんだけど、なんだか面白い子だなぁ～と、凄く印象的でした。

そしたら、、、Youtubeで見かけた『哲仁王后 ～俺がクイーン!?』のサムネに「どっかで見た顔だなぁ～」という女性が映っててモヤモヤ。

で、ある時「あっ！」と、本当に突然降りてきた感じでハンソルと同一人物だと結びついた時は、まぁ～スッキリした。と同時に、あの子が主役級に成長していたのかぁ～と驚きもあるし、嬉しくもありました。

ヘジンのことを「ジャクソン」と呼んで可愛がっていた先輩シニョクの存在も欠かせなかったし、主役以外の登場人物にも目が離せない、とっても素敵なドラマでした。

優しさに溢れた、何度でも観たくなるドラマで、おすすめです。

DVD/Blu-ray