自宅に芝生の庭を造ったものの、その管理については詳しく考えたこともなく、後になって知ったことや、そのために買い揃えたものばかりです。
そこで、今回の記事では芝生を管理するための道具にはどんなものがあり、どんな風に使ってきたかについて、まとめようと思います。
芝刈り機
なんといっても、芝生管理に欠かせない道具は芝刈り機ですね。
我が家はゴールデンウィーク中に芝張りを行ったので、すでに芝生の成長が旺盛な時期に入っていました。3週間ほどでしっかりと根付いたあとは、目を見張るスピードで葉が伸びていきました。
芝張り後、約1か月で初の芝刈りを行いましたが、その時のために買ったのが手動式の芝刈り機でした。
大抵、手動式か電動式かで悩むと思います。
最初は「楽に違いない」という思い込みで電動式一択で考えていましたが、芝刈り機を選ぶなら、まずは作業面積で考えるべきだという解説を読んで、はたと立ち止まりました。
20㎡ほどの芝生は、自分たちの中では「広い」と思ってましたが、坪数に直すと約6坪。
解説には、10坪以下なら機体サイズが小さく、小回りのきく手動式のほうが使いやすいとありました。
なるほど~と納得し、手動式の芝刈り機に決めました。
我が家が15年ほど前に購入したのは バロネス 手動式芝刈り機 LM4D という機種でした。
上の写真は芝張り直後で、下の写真は数年後のものです。
上の写真を見ると、最初は芝と通路の間に空間があり、土が見えてるのがわかると思います。
この空間がある間は問題ありませんでしたが、空間が埋まり、通路を越境するほど芝生が広がると、キワや立ち上がり部分の刈り込みが、芝刈り機では難しくなりました。
そこで買い足したのが、バリカンタイプの芝刈り機 です。
不思議なことに、手動式芝刈り機が長く健在だったのに、バリカンタイプはすでに3台目になります。
あと、バリカンタイプだと座った作業になり、ヨチヨチと移動していくことになります。これが結構大変なのですよ。座ったままの作業はキツイですね。
そこで、パッと見て「あ~、それ楽そう~」と飛びついて買い足したのが、立ったまま作業できる草刈りハサミ でした。
ピンキリなのか、我が家で購入したハサミはイマイチ切れ味が良くなく、使ったり使わなかったりになってます。
バリカンだと座ったままの動きで足腰が辛くなり、ハサミだと大きく腕を使うので翌日は腕がパンパン。結局どちらも大変な作業であることに違いはありませんでした。
散水ホース
庭のあるご家庭なら、散水用ホースは必需品とも言えますね。
ホームセンターに行けばお手頃な価格のものも並んでいますが、年中屋外に置いておくものは、より耐久性の高いもののほうが結果的には長く使えてお得な気がします。
スプリンクラー&タイマー
芝張り1年目の5月~9月までは、1日に朝と夕方の2回の水遣りをしていました。
夕方には家に居ないこともあり、散水タイマーとスプリンクラーをセットして自動散水できるようにしました。
ここ数年は真夏しか散水しなくなり、芝生用にタイマーを使うことはなくなりましたが、当初は相当助かっていました。
ガーデン用タイマーが使えるのは芝生に限らないので、使い始めると便利すぎて手放せなくなります。
旅行や猛暑続きの時などに、植物の水遣りを心配することから解放されるのは素晴らしいです。散水タイマーと自動水遣りのセットは、植物を育てているお宅にはお勧めです。
サッチ取り用のレーキ
『サッチ』というのは、芝刈り後に残ってしまった刈り草や冬に枯れた葉が、土壌の表層に堆積したものをいいます。
サッチの量にもよりますが、放置しすぎると芝の成長に害を及ぼすということから、年に何回かサッチ取りの作業が必要になります。
レーキという言葉は聞き慣れませんが、要するに「熊手」のことです。
芝生の上にフワッと落ちてる葉を集める場合は柔らかいタイプのレーキを使い、葉の下に隠れたサッチを掻き出して集めるには、専用のレーキを使います。
とはいえ、最初の頃は頑張ってサッチを掻き出していたものの、芝刈りの後にちゃんと刈り取った葉の処理をしておけば、それほど神経質にならなくても大丈夫だな…という「塩梅」がわかってきたので、専用レーキの登場回数はほとんどなくなっています。
芝生エアレーター
『エアレーション』というのは、芝生に小さな穴をあけて土の中に空気を入れ、芝生の根を活性化させる作業のことです。
ビックリです。この記事を書くために道具の名前などを調べていたところ、重大な過ちに気づいたところです。
幸い、作業のせいで芝生が枯れたことはありませんが、作業後の無残な姿は目土で穴を埋めないせいだったことがわかりました。(本来の目的は保湿ですが…)
そうか、目土が必要だったのか…。ということは、エアレーション作業の時には目土の準備も必要になりますねぇ。次からは…。
エアレーションは春と秋が良いと言われていますが、正直その効果がどれほどあるのかは実感ありません。それでも春の風物詩的に「芝生よ、目覚めよ」の意味も込めて作業してる感じです。
まとめ
我が家の芝生面積は6坪ほどですが、その管理のために揃えた道具をまとめると次の通りです。
庭の広さや形状などによって最適なものは違ってくると思いますが、参考にしてみてください。
最後に…
芝生管理を記事にしてみようと思い立ったものの、こうして整理して文章にしてみると、いかに自分たちがズボラな状態で管理してきたかがよくわかり、反省するやら、しないやら…。
リビングの目の前に広がる芝生は、私たちが「あぁ~、休みたい…」と思ってもそれを許してくれない主張をしていました。目の前に髪の毛ボーボーに伸びた人がいると気になるみたいなものです。
もしかすると、常に視界に入る場所に芝を張ったことが、15年間頑張って来た最大の要因かもしれません。
見回してみると、入居時から変わらず元気な植物は案外少ないものです。中でも、管理が難しいと言われた芝生は『やるべきこと』さえやっていれば構えたほどの手間もなく、病害虫とはほとんど無縁でいることは意外でした。
背が高くなりすぎて手に負えなくなった木などは、毎年剪定に入ってもらい、維持費がかかるようになってしまいました。
そういうものに比べれば、専用の道具さえ揃えば素人でも十分管理できる芝生のほうが楽じゃないかとさえ思います。
大変ではあるけど、うまく道具を取り入れて、長く芝生ライフを楽しむのがベストだと思います。長々と書いてしまいましたが、これから芝生ライフを始めようとするあなたの参考になれば幸いです。