「猫、芝生、対策、・・・」まぁこんな感じで検索すれば、自治体をはじめとした対策サイトがたくさんヒットするくらいに、同じ悩みを抱えている家庭が多いということでしょう。我が家もご多分に漏れず…です。
迷惑な置き土産
( 加工写真あり、ご注意ください <(_ _)> )
芝生を張ってから半年ほど過ぎた朝でした。眩しい日差しの中での散水作業は至福の時間です。
その日も、ルンルン…とばかりに庭へ向かうと、
「はて?」見慣れないものが…
ちょっとした立体感のある物体が、3か所に連なっていました。
「ん?」
恐る恐る近づいてみると、、、
なんとぉーーーー!!!!
なんと、猫のうん「ピー!!」ではありませんか!!!!
かなり立派なうん「ピー!!」が、ふっさふっさの芝生の上に乗っかってます。
モリモリ、ほっかほかの状態で、3連星のごとく並んでいます。
「人?」と疑うほど立派。
でも「猫」ですよね。いや、猫以外だったら怖いわ!
これがまたクッサイの!
我が家の犬とは違うニオイなんですよね。苦い感じの臭さというか…。
まさに『怒髪天を衝く』という心境です。
放っておくわけにもいかず即撤去。
ところが!
翌日も、ほとんど同じ場所に同じような状況で転がっているという悲劇が…。
しかも、芝生が枯れたんですよぉ~ 見事にその部分だけ… (ノД`)・゜・。
なんなの? 猫よ、お前は何を食べているのだ?
芝生を洗いましょう
どうして猫の糞で芝生が枯れるんでしょう?
それは、猫の糞そのものが高濃度の肥料となり、芝生が負けてしまうから(肥料焼け)だそうです。
【肥料焼けとは】
野菜作りに一般的に使用されている化成肥料は、硫酸アンモニウムや塩化カリなどの水に溶けやすい塩類を原料としています。このため、施肥量が極端に多すぎると、植物の根が肥料の成分で「塩漬け」になったのと同じ状態になり、根の細胞が壊死して機能が損なわれ、症状が激しくなると枯死に至ることがあります。このように、極端に濃い肥料により根が損傷した状態のことを肥料焼けといいます。
JA全農 全と農のWEBマガジン
ということは、猫に限らず我が家の愛犬のものでも同じことになる可能性があるわけです。
ん~、でも、うちの子ので枯れたことは無いなぁ~。
よくよく思い返してみると、芝生の上にあった猫のお土産は、愛犬のものとは違ってコロッとしておらず、上手に取ることができません。
すると、取り切れなかったものが芝生にこびりついた状態になります。それを放置したのが良くなかったようです。
ほんの少しの取り残しが芝を枯らすほどの高濃度だとは、恐るべし猫の糞。
なので皆さま、芝生の上の取り残しは、必ず水で洗い流して濃度を薄めたほうがいいですよ!
猫除け対策 効果のあるもの無いもの
猫はね、嫌いじゃないんですよ。うちの庭で糞尿しないというなら、通り抜けようが昼寝しようが、それは構わない。だけどね、やっぱり実害を受けるとガッカリしちゃうわけですよ。
目につく情報の中から、対応策を考えたり試したりしてみました。
水を撒く
『猫は水が嫌いなので、ビシャビシャの状態に水を撒くといい。』
そうは言いますけどね、猫は深夜から早朝にかけて活発に活動する動物です。
現に水を撒くよりも前の、早朝に転がってるわけです。
もちろん夕方の水撒きで芝生は濡れますが、夜のうちに乾いてしまいます。
何より、そのビシャビシャが芝生を枯らすほどなら本末転倒。なので不採用。
猫が嫌がるものを置く
猫除けのトゲトゲを置くという手がありますね。
100均でも手に入れられますが、広い範囲で使うなら、使う場所に合わせてハサミで切れる長尺タイプのほうがいいかもしれません。
これは通路になる場所や花壇のような、部分的な場所なら効果絶大です。
ただし・・・芝生の上となると、それはもう『憧れの芝生』の世界が消え失せてしまいます…。
忌避剤を撒く
情報では猫の嫌う臭いがあり、柑橘系、木酢液・竹酢液、ハーブなど色々言われてます。
竹酢液なら愛犬のリンスに使ってるものがあったので、これを希釈して芝生に散布してみました。
木酢液や竹酢液は植物の成長を促進する効果もあると言いますから、これで効果があれば万々歳といったところでした。
ただ、芝生のためを考えた希釈濃度では猫が嫌うほどのニオイになってなかったのかもしれません。猫の忌避剤としては全く効果を感じられませんでした。
こう言ってはなんですが、竹酢液の匂いは人間でも最初は「うっ」となりますが、程よい濃さと慣れによって「はぁ~、なんか癒される~」という匂いに変わります。
猫も同じなんじゃないか?と、思ったりしています。
市販の忌避剤も考えましたが犬に安全なのかが心配なのと、犬まで嫌がることになったら困るので使いませんでした。
猫対策の決め手? 結局コレに落ち着きました!
できれば安価に対応できるものを…と最初は考えましたが、環境や効果の面で満足できるものには出会えませんでした。
すがる思いで購入したのが、猫の嫌がる周波数を発生させるガーデンバリアという装置でした。
どうかなぁ~という疑う気持ちもありつつ、商品説明にある『※国立帯広畜産大学臨床試験にて効果立証済』の部分を信じることにしました。
説明をチャチャッと流し読みするだけでも、なんか効きそうじゃないですか。評判もそこそこ良かったし。
効果は?
これが! よくわからん!!
正直、よくわからないんですよ。
目に見えるわけでも、音が聞こえるわけでもない装置なんですよ。
当初は「これ…ホントに効くの?」と、本当の本当に半信半疑でした。
でも、芝生の上にうん○を見なくなったんです。
猫が来なくなったわけじゃないんですよ。芝生の向こう側にある塀の上を歩く姿はよく見るんです。
ただ、芝生に”お土産”を残していくことはパタッと無くなったんですよ。
思うに、通過するくらいは平気だけど、長居はしたくない不快音、といったところなんでしょう。
この目で猫が引き返す瞬間を見たわけではないので、「この装置が効いてる!」と強気で言えないところがありますが、多分、この装置のおかげで間違いないとは思ってます。
で、「あ、やっぱり効いてるんだな…」と実感するのが、スイッチをOFFにしたまま数日過ぎた頃です。
この装置、最初は無音だと思ってましたが、実は音が聞こえることに気づきました。
装置は動くものに反応するので、人間でも犬にでも、車にだって反応します。
その時、一瞬「カチッ」とスイッチオンの音がするのと同時に、「ピー」というか「キューン」というか、なんとな~く首をすくめたくなるような音が聞こえます。
人間でも不快なので、犬を庭で遊ばせる時はスイッチを切るようにしてました。
で、遊び終わった後にスイッチを入れ忘れたことが何度かあるんですが、その時に「あっ!」ということが起こるんですよ。
そういえば、これを使い始めた後に『モスキート音』が話題になりました。コンビニに若い人が長居しないための対策に使われるということで、結構ニュースで取り上げられていました。
若い人には聞こえるけど年寄りには聞こえないという装置。最近は話題にも上がらないので忘れてる人が多いかな。
でも、当時はこの装置が科学的に根拠があるんだとあらためて納得できましたが、猫も高齢になると効果が薄れるということまで一緒でした。
あらためて読むと、注意書きに「高齢の猫には効果が出ないことがある」と書かれてます。あと、警戒心のユルイ飼い猫にも効果がない場合もあるとか…。
つまり、装置も完璧ではないことは理解しておいたほうがいいかもしれません。
ただ、以前より被害が減ったことは確実です。
置く場所問題
もしも超音波タイプの撃退グッズを購入する予定なら、先に置く場所を考えたほうがいいです。
というのも、装置の効果は超音波の届く範囲なので、猫が通る場所を吟味する必要があります。
我が家の場合は庭がL字型なので、後から一台買い足して使うようになりました。
で、効き目があるなと思ってからは、裏庭や駐車場に向けて置く用に小さいタイプを買い足して、これなら最初からセットで買えば良かったと後悔しました。
電源問題
そうそう、この装置は電池で動くので、電池切れには注意が必要です。電池切れに気づかず、忘れた頃に「あ!」ということが起きます。
スイッチON/OFFの切り替え忘れ、電池切れ・・・くれぐれもご注意を!
そうした心配から解放してくれるのが、ソーラー式充電タイプのアニマルバリアという商品です。後発の商品かもしれませんがレビュー数はこちらの商品のほうが多いのは、お手頃価格だからかな?
最後に…
最近では、スプレーを使って撃退する「猫まわれ右」という製品も販売されてます。価格的には一番お手頃でレビューの評価も良さそうなので、手始めに使ってみるといいかもしれません。
商品説明はこんな感じでした。
- スプレーの噴霧ガスと音で猫をびっくりさせて撃退!
- 猫に直接スプレーを当てて撃退するのもではありません。
- 被害場所に向けて置くだけ!
- 24時間赤外線センサーが監視!
- どこにでも置ける電池式!
- 防雨設計で雨の日でもOK
- 人や猫に有害な成分は使用していません。