「外科医柊又三郎」ドラマ情報
斉門純一 ・・・保阪尚輝
島津涼子 ・・・高樹沙耶
柊佳美 ・・・上野美津恵
「外科医柊又三郎」想い出
テレ朝がまだ「10チャンネル」だった頃、我が家のテレビは「1、4、6、8」にチャンネルが合うことは多いものの、不思議と「10」に合わせることは少なかった記憶があります。
「10チャンネル」イコール「時代劇」のイメージが強く、必ず観るのは『暴れん坊将軍』くらいでした。国民的アニメの『ドラ×××』すら観ない家だったので…。
実際には時代劇以外のドラマも放送してたと思うんですが、不思議と「10チャンネル」で連続ドラマを観ていた記憶がないです。
90年代に入った頃から、木曜日の夜はテレ朝を観ることが増えた気がします。トレンディドラマ全盛期の中で、テレ朝だけは一線を画していた感じで、それが逆に、ちょとした息抜きに丁度よかったのかもしれません。
他の放送局で観るものが無い時の避難場所みたいになっていたので、必ずチャンネルを合わせていたわけじゃないんですけど、この「外科医柊又三郎」は不思議と好きで、最初から最後まで見続けていました。もちろん続編も観たんですが、なぜか連続性が失われてて、ガッカリした記憶があります。
やさぐれてる役ばっかりな役者さんが温かみのある人物を演じると、なんかグッときてしまって、柊先生が大好きでした。この頃、新しい土地に住んで少したった頃で、近くに友達もいなくて寂しかったのもあり、こういうドラマが沁みたのかなぁ…。
この頃の医療ドラマは、まだスーパードクターみたいな分野はほとんどなくて、「実は腕のいい外科医」って設定だけでもカッコイイ!と、ポワ~んとなる感じでしたねぇ。
手術から離れると娘に弱いパパっていうのも良かったんですよ。二人でダンスを踊るシーンとか、素敵だったんだけどな。
ところが、その設定が「2」では消えていて、突如、宮崎美子が奥様として登場したもんだからパニックでした。その衝撃のせいかわからないけど、「2」の内容が全く思い出せません。
あと、このドラマを語る時に忘れちゃならないのが主題歌です。
B’zの「love me, I love you」が使われてたんですよね。
これが、ドラマとは全く関連性のない曲なのに、高揚感のある曲調のおかげでこの曲を聴くたびにドラマを思い出し、もう一度観たい気持ちが持ち上がります。
ちょっとズレますが、「ホテルウーマン」という沢口靖子主演のドラマがありました。そのドラマでは、主題歌がB’zの「ALONE」、挿入歌にはT-BOLAN「離したくはない」が使われました。今思えば錚々たる面々が関わったドラマですが、こちらも何故か、再放送も映像化もありません。
近頃は、90年代を飛び越えた古いドラマでも映像化されるものがあるのに、どうして対象から外れるドラマがあるのか、基準を知りたいところです。