人間と動物との心温まるエピソードが人気の動物映画。これまでに様々な映画が製作されてますが、私がはじめて映画館に足を運んでまで観たのが『ベンジー』でした。
『ベンジー』
アメリカでは1974年10月17日、日本では1976年7月10日に公開された映画です。
『ベンジー』は、ボサボサ、ロン毛で、たれ耳が可愛い小型犬・ベンジーが主役の映画でした。
ストーリー
街はずれの空き家に棲み、気ままな生活を送っている野良犬のベンジーは、チャプマン家のポールとシンディの幼い兄妹と家政婦のメアリー、カフェの主人ビルや、黒人の警官タトルに可愛がられていた。
ある日、ポールとシンディが何者かに誘拐されてしまう。しかも、2人はベンジーの棲む空き家に監禁されていた。ベンジーはこのことを皆に知らせ、2人を助けようと奔走する。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
想い出
人生で初めて、自分から観たいと思った映画が『ベンジー』でした。
動物が演技?するといえば『名犬ラッシー』と『わんぱくフリッパー』くらいしかなかった時代に、颯爽と現れた名犬映画。見た目の可愛さもあって夢中になりました。
長らくベンジーの犬種がなんだったのか気になってましたが、一度ネットで調べた時に、どうやらテリア系の雑種なんじゃないかというところまでは辿り着きました。
候補になったのは2犬種。
- ノーフォークテリア(Norfolk Terrier)
- ノーリッチテリア(Norwich Terrier)
でも、パッと見た感じではどっちも同じに見えるんですよ。
今回あらためて調べてみたら、「耳」の形が違うだけなんだそうです。
比較しやすいようにフリーサイトで写真を探してみたんですけど、見つかったのはAI生成されたものでした。
良くできてますよねぇ。写真と言われてもわからないかもしれません。
で、耳が中折れになっているのがノーフォークテリア。ピンっと立っているのがノーリッチテリアです。
垂れ耳が特徴ということであればベンジーはノーフォークテリアということになりますが、ベンジーの古いパンフレットやDVDジャケットを見ると、もっと耳が大きくて、中折れじゃなくて付け根から垂れてるんですよね。
ていうか、AI生成画像のノーフォークテリアだと、かなりヨークシャテリア寄りの雰囲気もあるので、実際のノーフォークはもっと『ベンジー』に近いのかもしれませんね。
しっかりトリミングを受けた現代のわんちゃんたちに比べたら、いくら映画俳優犬とはいえ雑種を演じているわけです。
もしかしたら本当に雑種だったかもしれないし、毛をカットしていなかったせいで耳が大きく見えたのかもしれません。
当時は、ご近所で見かける犬たちは雑種がほとんどだったし、そもそも洋犬を見かけることがない時代でした。
そんな中で登場した小さくて賢くて可愛いベンジーは「こんな可愛い犬が存在するのか!」と、本当に衝撃でした。
それまでは『名犬ラッシー』の影響で犬を飼うならコリーだ!と決めてたのに、ベンジーと出会った途端に「ベンジーを飼う!」と心変わりしたものです。
今思えば、あのあとで何度もベンジーの続編は作られているのに、日本でノーフォークテリアのブームが来たという記憶はありません。テリア系の犬種は飼うのが難しいと聞くこともあるので、日本人向きではなかったのかもしれないですね。
『ベンジー』を観るには?
動画配信の対象になっているところは確認できませんでした。
DVD化されていますが、新品を入手するのは困難かもしれません。中古品は出回っているようです。
宅配DVDレンタル
動画配信されていなくても、映像化された作品ならDVDレンタルで借りられる可能性があります。
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