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どこから見てる?カラスの驚異的な視力に驚かされる

猛暑を抜け出して寒さを感じるほどだった今朝、窓の外を一瞬黒い影が走ったと思った瞬間、バサッとシマトネリコの枝が揺れ、「ん?」と思ったときにはカラスがフェンスに留まって何かを咥えていました。

もしや…と思ってジッと外のカラスを観察すると、くちばしからビロンっとぶら下がる物体が見えて確信しました。エビガラスズメの幼虫です。

あんなものも食べるんだ…。

ビックリしたのと感動したのと合わせて、カラスの驚異的な視力に驚きました。

カラス事件簿

せっかくなので、今までに経験したカラスにまつわる出来事を思い出してみますね。

獲物を鷲掴みにして飛んでった

庭で愛犬と遊んでいた時、どこからともなくザザザーッとカラスが低空飛行で横切っていきました。

その足に何かを掴んでいた気がするんです。しかも、それなりの大きさ、重さを感じる何か…。

ネズミ?

まさか???

考えるのが恐ろしくなりましたが、目撃したのは自分ひとり。一瞬の出来事だし、確かめようもない。

一体カラスは何キロくらいのものを鷲掴みにし、そのまま飛んでいけるものなんでしょう?

とにかく、仔犬の時には油断はできないな、と思うようになりました。

解体中の家の屋根に止まり、何かを引っ張り出していた

これは2人で目撃したので、何かを引っ張り出したことは間違いないです。

ただ、その引っ張り出したものがやけに長かったので、「まさかねぇ~」と顔を見合わせながら、それでも想像したものが同じだったので、、、

散歩中、見慣れた古い家が解体中だったので「あの家もとうとう取り壊すんだねぇ~」と、道路を挟んで眺めているときでした。

屋根の上に一羽のカラスが止まっていたので、どうしても視線がそこに集中してしまいました。

と、カラスが瓦をつつくような仕草をしたあと、ピロピロ~んっと何かを引っ張り出したんです。勢いで空中に弧を描くほどの長いものを…。

「は?」

どう考えても、それは、あれ。

とはいえ民家の屋根に住んでたなんて、信じられない気持ちもありますが…

引っ張り出したのは、ヘビだと思います。

いや、あれがヘビじゃなかったら何?

だって、離れた場所から見たのに「長いもの」だったんですよ。あれがミミズだったら余計に怖いサイズですよ。

え、でもカラスって蛇も食べるの?

考えても答えは出ませんが、いまだにあの光景が目に焼き付いています。

プランターにウィンナー

ある日の夕方、親戚の子が「フフフ…」と含み笑いを残して帰っていきました。

翌朝、犬を庭に出したところ、やけにプランターのニオイを嗅ぐので何事かと思ったら、プランターの中からウィンナーが出てきました。

その時、前日の含み笑いの意味がわかりました。

てっきりその子が隠したのだと思い、犬が食べても困るので確認したところ、自分じゃない、元々あったんだ、と言われました。

その子はその子で「なんでこんなところにウィンナー?」と思わず笑ってしまったけど、口に出したらいけない気がしてそのまま帰ったということでした。

「どういうこと?」

謎が謎を呼んだ数日後、プランターの土が掘り返されていました。

結局、誰が何のためにウィンナーを置いたのかわからないまま暫くたった頃、テレビでカラスの習性を取り上げているのを見てハッとしました。

プランターにビー玉を隠していたんです。そして数日後に掘り返しに来たんです。

「これだ!」と、はじめてあのウィンナーの謎が解けた気がしました。

ゴミを荒らされた

ゴミ収集所ではなく、玄関前でやられました。

ゴミを縛って玄関を出た時、何かの汁が漏れてることに気づきました。慌てて戻って新しいゴミ袋を持って出ると、その瞬間にバサバサとカラスが飛び立っていきました。

ほんの一瞬ですよ。

どこから見てたんだろう?

後で知ったんですが、カラスの嗅覚は鈍いそうです。だとしたら、漏れた汁のニオイに反応したのではなく、ゴミ袋だと認識したうえであさりに来たことになりますよね。

人間から見れば明らかなゴミ袋でも、遠くから見るカラスにとってもゴミ袋だと認識できているとしたら、恐ろしい能力ですよね。

これがあれば個別回収でも安心

収穫日ドンピシャでスイカを食べられた

庭で育てたスイカが収穫時期を迎え、「いよいよ明日は収穫だ!」と張り切って眠りについた翌朝、庭に出で愕然としました。

見るも無残な姿になったスイカが3玉、転がっていました。

丸みの残ったスイカをひっくり返してみると、中はキレイサッパリ、ただの空洞になってました。

「ま~じぃ~かぁ~~~~」

もう、なんて表現したらいいかわからない様々な感情が押し寄せました…涙

なぁ~んで今日なの?

なぁ~んで収穫時期がわかるの?

カラスか、ネコか? 断定するのは難しいけど、スイカの壊れ方?とか、食べられ方とか、どうしても猫とは思えないんですよね…。

シマトネリコから獲物捕獲

そして今日、シマトネリコからエビガラスズメの幼虫を捕獲した瞬間を目にしたわけです。今までは、多分カラスだろう…というもので決定的なものがありませんでしたが、今回は間違いありません。

エビガラスズメというのは蛾の一種です。ちょっと大きめで太っちょの蛾なので、知らないで飛んでる姿を見ると、蜂と間違えるかもしれません。

この蛾の幼虫が、なかなかに存在感のある大きな芋虫になります。

朝顔によくつくので、グリーンカーテンを作っていると見かけることが多いと思います。シマトネリコを剪定すると、地面に置いた枝からモゾモゾと逃げ出すように出てくるので、シマトネリコにもつくことは判っていました。

今年もシマトネリコの周囲にわりと大きな黒い糞が落ちていたので、「いるんだろうなぁ~」と思っていました。

でも、下からみあげて見つけることは至難の業です。

そんなエビガラスズメを、葉が生い茂ったシマトネリコの中から、枝に止まることなく狙いを定めて搔っ攫っていったカラス。凄くないですか?

一体どこから見てるんでしょう?

調べてみると、カラスの視力は人間の5倍と書かれていました。そのうえ人間には見えない色が見えてるらしいですよ。

ということは同じシマトネリコを見てても、その中の熱源でも探し当ててるのかもしれませんね。

本当に敵に回したくない動物だなぁと思います。

最後に…

ゴミ対策や農作物への被害対策に、少しずつですが対策用グッズも出ていて、それぞれが年々進化しています。なんとか上手く効果を発揮してくれることを祈るばかりです…。

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