いくら焼き魚が好きでも、グリルからモウモウと立ち昇る煙を見ると、自宅で魚を焼くのは躊躇しますよね。特に家を建て替えた直後はそうでした。
フライパンを使えばいいのでは?と考えもしますが、どうも『焼き魚』であれば網焼きがイチバン美味しいという感覚が抜け切らずにいます。
そこで見つけたのが パナソニック マルチグリラー でした。これを使うと煙がほとんど出ず、オートメニューを使えば火加減の心配も要りません。もう10年近く使ってますが、サンマや焼き芋の季節は大活躍です。
これとは別に、テレビで燻製の特集をしているのを見てから興味を持ち始めたんですが、ネットで燻製器を探してみたところ、見たことのある姿が飛び込んできました。
それが けむらん亭 です。色は違えど、姿形は我が家のマルチグリラーとそっくりでした。
愛用中:マルチグリラー(NF-MG1-S)
購入時の決め手になった商品の特徴は次の通りでした。
ガスコンロのグリルを使うこともできますが、煙が出ないというのが一番のお気に入りです。
ただ、90%カットするというニオイに関しては「ん?」という感じです。確かにグリルほどではないですが、隣の部屋からキッチンに入ると、ニオイが充満しているのがわかります。
焼き芋にも…
焼き魚もいいですが、焼き芋を作ることが多いです。
だって、芋を並べてオートメニューから「焼きいも」を選ぶだけですから…。それだけで、美味しい焼き芋が出来上がります。
庫内の高さが5センチほどなので、太ったサツマイモは入れられません。なので、自分の目で確かめたサツマイモしか買えないので、通販で取り寄せることはしていません。
サツマイモは、太さと甘さが比例するわけではないようです。経験上、直径4~5センチほどの、見た目には「細い」と感じるものでも、十分甘い焼き芋に仕上がってます。
上の写真ではタイマーが残り3分を示していますが、オートメニューで「焼き芋」を選ぶと、所要時間は「25分」です。
出来立ては熱すぎるのと、芋はじっくり熱を入れるほど甘くなると聞いたことがあるので、焼きあがったら一本一本アルミホイルで包んで少し置いてから食べるようにしています。
スーパーの焼き芋だと1本が200円~300円くらいです。専門店だとそれ以上も当たり前。ところが、自家製ならその半分の値段で食べられます。
「だって太さが違うじゃない!」という声も聞こえそうですが、見た目以上に食べ応えがあります。しかも「専門店の焼き芋は甘すぎる」と感じる我が家の面々は、ほどよい甘さの自家製のほうが好みです。
マルチグリラー vs. けむらん亭
最初に『けむらん亭』を見つけた時「あれ?うちの子でも燻製ができるの?」と思いました。
大事な機能を見逃していたのか?と、焦ったものです。
機能の問題ではなく、燻製用のチップさえ用意すればできるの? とも思いました。
見直してみましたが、我が家のマルチグリラーに『燻製』というモードはありませんでした。
そりゃそうだ!
けむらん亭には燻製専用のくんせい容器、くんせい網が付属していて、その上で「くんせい」メニューが用意されています。
こうした付属機能が追加されている分、当時の価格よりも1万円近くアップしていますね…。
他にはオートメニューの中で、現在は「切り身」と「干物」が同じボタンを使うのに対し、けむらん亭ではそれぞれが独立しています。そのかわり「ローストビーフ」が無くなっています。
ローストビーフは作ることがないので、メニューが消えても問題なさそうです。
また、レビューを見てみると、簡単に美味しい燻製ができることを評価するものと、燻製機能は使わない、という意見に分かれているようです。
それでも、やってみたいんですよねぇ~~~、自家製燻製を。
燻製に興味がない人にとってはマルチグリラーのようなシンプルなタイプがいいようですが、マルチグリラーは生産終了になってるんですよね…。勿体ないです。
まだまだ現役バリバリで使える我が家のマルチグリラー。本気で買い替えが必要になった時に、燻製機能が消えた機種に切り替わってたら…と思うと、やっぱり「欲しいと思った時が買い時」なんですかねぇ?