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ドラマ『瓔珞(エイラク)』 完走&感想

ドラマ「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」全70話を視聴しました。

中国ドラマは初めてだったので恐る恐る見始めたんですが、いやぁ参った、参った。

豪華、贅沢、痛快、面白い。

夢中で一気に見てしまいました。

基本情報

瓔珞〈エイラク〉~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~

2018年 / 全70話

おすすめ度: 4.5

ストーリーは本当にお勧めですが、70話という長さなので、星半個分減らしました。

ストーリー

清の乾隆帝の時代。女官として後宮に入った魏瓔珞は、宮中で殺された姉の死の真相を突き止めるため、ひそかに犯人を捜し始める。やがて皇后・富察氏の侍女となった瓔珞は、皇后の弟・富察傅恒と惹かれあう。だが、予期せず乾隆帝からも寵愛を受け…。

U-NEXT『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』より

キャスト

  • 魏瓔珞(ギ・エイラク):ウー・ジンイェン呉謹言
  • 富察(フチャ)皇后:チン・ラン(秦嵐)
  • 乾隆帝:ニエ・ユエン(聶遠)
  • 嫻妃(かんひ):カーメイン・シェー(余詩曼)
  • 富察傅恒(フチャ・フコウ):シュー・カイ(許凱)

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全話を通した感想(注:ネタバレあり)

公式では「宮女から皇后に上り詰めた女傑」と紹介されており、一見すると単純なサクセスストーリーかと思ってしまいますが、本筋は復讐劇です。

主人公の瓔珞は、母親同然の姉が後宮内で殺害されたことから、事件の真相を探るために自ら紫禁城に入り、犯人への復讐を企てます。

犯人への復讐が目的なので、最初はとにかく後宮内に入ることが目的。女官という形で、かつて姉が在籍したのと同じ刺繍工房(繍房)に入ります。

ところが、後宮内に暮らす妃嬪たちの権力争いに巻き込まれ、敵や味方を入れ替えながら、いつしか瓔珞自身も権力の座を駆け上る身となります。

本国では口コミで人気に火が付いたと言いますが、確かに、話が進むにつれて誰かに話したくなるような内容です。毎回何かしらの事件が起きるものの、瓔珞自身の機転でうまく切り抜け、むしろ仕掛けた相手を追い込む展開は観ていてスッキリします。

復讐劇と聞くとドロドロした暗い話を思い浮かべるかもしれませんが、意外と勧善懲悪がハッキリしているためか、ドラマ全体には不思議と明るい雰囲気が漂っています。重たくなり過ぎないサジ加減が絶妙だったなと思います。

賢くて口達者な瓔珞は周りに敵を作りやすい性格ですが、信頼し合う相手には義理堅い女性で、実は誰よりも優しい人なのかもしれません。

少ないながらも瓔珞の本質を見抜く人達が現れ、それが富察ふちゃ皇后とその弟・富察傅恒ふこうです。

姉を殺害した犯人を追ううち、傅恒が怪しいと睨んだ瓔珞は執拗に傅恒に付きまといます。

はじめは瓔珞のことを鬱陶しく思っていた傅恒ですが、次第に瓔珞のことが気になるようになり、自分は犯人ではないこと、その証明に一緒に真犯人を探すという約束をします。

彼と過ごす時間が増えるにつれて、瓔珞自身も傅恒が犯人ではないと思うようになりますが、確証が得られないため、危ない橋を渡るようになります。

そして瓔珞が危なくなると、決まって助けてくれるのが傅恒でした。

そしてもう一人、瓔珞を助けてくれる人が皇后です。

ある事件をきっかけに、瓔珞は皇后の宮殿『長春宮』で働くようになります。

聖母のような大きな愛で瓔珞を包む皇后は、姉を失った瓔珞にとっては、もう一人の姉のような存在になっていきます。

実際には瓔珞が皇后を守ってる…と言えなくもないんですけどね。

実は皇后に仕える前、瓔珞はあることに腹を立て、腹いせに庭園の木を蹴りつけていたところを、たまたま通りかかった乾隆帝に咎められます。

その場を口八丁で逃れた瓔珞でしたが、そのこと以来、乾隆帝にとって瓔珞は油断ならない女官として刻みついています。ただ、皇后が可愛がっているため手を出せずにいる、という関係性でした。

全70話は、ボスキャラごとにブロックを分けると大体4つほどに分けられる気がします。

全編通して毎回小さな事件が起きるものの、それを裏で糸引くボスキャラが必ずいるので、それがこの長編ドラマを飽きさせない秘訣だったと思います。

最初のブロックでは、瓔珞を巡る後宮内での人間関係が構築されていきます。この関係性が次のブロックでの出来事へと引き継がれていくので、ここでの人間模様をよぉ~く観察しておくと面白いです。

そして、忘れてはならない大事なことがありますね。

このドラマは女官から皇后へと昇り詰めることも大きな目玉ですから、どこかで乾隆帝の妃にならなければいけないですよね。

でも、最初のブロックではその気配が全くなく、むしろ瓔珞と富察傅恒との純愛ラブストーリーという要素が強いです。

どこで、どうして、そうなった?

最初のうちに瓔珞と傅恒の関係を見ていると、どうしてもそう思わずにはいられません。

ところが、それを変えてでも瓔珞が乾隆帝の元に行くことになる流れが出来上がってくると、これは本当に色んな意味で「凄い!」としか言いようがありません。

権力、邪心、復讐、横恋慕と、それはそれは多くの人間の様々な感情が入り混じり、結果的に乾隆帝と結ばれることが必然になるストーリー展開は見事でした。

こうして書くと、なんだかドロドロしたドラマに思えますが、瓔珞という女性が知略に長けていて、二手も三手も先を読む抜け目のなさがあり、その上、信頼する者同士の連携プレーで切り抜けていく爽快さが勝るため、全然嫌な気分にならないのですよ。

それにしても、富察皇后と富察傅恒。この二人は瓔珞にとってかけがいのない二人です。ところが、この二人を巡って様々な出来事が重なって…涙

毎回起きる事件も、二人の身に起こる出来事に比べたら、小さい、小さい。

『瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』の全話視聴には、U-NEXTがおすすめ

中国ドラマを観るのが初めてな上に、舞台が清時代の宮廷内。文化が違い過ぎて、知らないことや聞き慣れない単語が飛び交います。登場人物の名前も覚えづらく、誰と誰が揉めてるのかも素早く把握できないなど、最初は本当に苦労しました。

テキトーに流した会話なども多かったんですが、後になればなるほど、全セリフ、全表情に無駄なく作り込まれていたんだなぁ~ということが分かってきます。

70話全部見た後で、2度、3度と見返すことで、より面白みの増すドラマでした。

ところで、中国時代劇に登場する独特の髪型(「辮髪(べんぱつ)」と言うらしい)は、今まで理解できない派だったんですが、顔立ちが綺麗なお方だと、尚更美しさが際立つものなんだなぁ~と関心しちゃって、途中からは全く抵抗がなくなってしまいました。

特に富察傅恒を演じたシュー・カイの美しさといったら! この方の辮髪姿は特筆ものです。

潤んだ瞳で雪の中に立つ姿は、まぁ~~~素晴らしかった。

傅恒に比べて、ニエ・ユエン演じる乾隆帝はちょっと「おじさん」入ってますが、史実的にも瓔珞が宮仕えした頃は乾隆帝自身が30代で、王朝内での権力も盤石になり、脂の乗った時期ということでもあります。

傅恒と比べなければ、実は男盛り花盛りで、欲しいものなら何でも手に入る絶対権力者です。

そんな乾隆帝にとって、蝶よ花よと育てられた淑やかな妃達に比べ、己の力で生き、突き進む瓔珞は、どうしようもなく目の離せない存在になってしまったのでしょう。

あ、でも蝶よ花よの妃達のほうが、実は裏で謀略を張り巡らす陰湿な人達だったというのがなんとも面白いですけどね。

さて、宮廷内で確実に地位を上げていく瓔珞ですが、果たして姉の仇は討てるのか。自分を陥れようとする人からの策略をどう切り抜けていくのか。

そうしたことをひとつひとつ積み上げながら、最後の最後は笑顔で観終えることのできる、とっても楽しいドラマでした。

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参考

瓔珞を演じたウー・ジンイェンの出演する他作品

富察傅恒を演じたシュー・カイの出演する他作品

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